夜景撮影のすゝめ
夜景撮影(長時間露光)についてのお話。
ここで私が撮影した夜景を1枚。
東京駅を撮影した写真です。
こういう写真もコツがわかって機材さえあれば誰でも簡単に撮れちゃいます。
まずはこの写真の撮影時の設定値を見てみましょう。
絞りはF13
シャッタースピードは10秒
ISOは400
です。
この設定を実現する上で一番重要なポイントは三脚を使うことです。
長時間の露光をしても写真がブレないようにするためです。
言ってしまえば、三脚さえあれば誰でも撮れちゃいます。
シャッターを切って長時間全く動かない自信があれば三脚はいりません!
夜景撮影する上でのカメラの設定と注意点を書いていきたいと思います。
■カメラの設定
- 撮影モード
マニュアルモード。
マニュアルモードを使用する理由は絞り, シャッタースピード, ISO
全て自分で設定したいからです。 - 絞り
F10以上 (目安)。
F値を大きくすることで、光芒が印象的になります。 - シャッタースピート, ISO
環境によって設定値は変動するため、その場で決めます。
(難しいことを言っていますが、考え方がわかればそこまで難しくはありません)。
シャッタースピードは遅く (秒単位で設定)
ISOは小さく (ISO100~400ぐらいを目安)
を意識しつつ、カメラのモニターを見て明るすぎる or 暗すぎる場合は露出の値が±0になることを目指して調整します。
具体的な調整の仕方ですが、まずはISOを100に設定。
露出の値が±0になるようにシャッタースピードの値を調整します。
ISO100でシャッタースピードが遅くなり過ぎる場合はISOを大きくことも考えましょう。シャッタースピードが遅くなるほど撮影には時間はかかるのでこの辺はトレードオフになります。
■注意点
- ホワイトバランス
オートになっている場合は、「晴天」等固定するような設定にしましょう。
固定化する理由は長時間露光する間に明るさが大きく変わるとホワイトバランスが崩れてしまうからです。
夜景を撮る場合、印象的にするため寒色の色合いをしたい場合もあると思います。
その場合は「蛍光灯」のようにホワイトバランスの値が低いものを選ぶのも良いです。
私はRAW現像でホワイトバランスを後から調整するため、とりあえず「晴天」で撮影しています。 - 手ブレ補正
カメラに設定があればOFFにしましょう。
手ブレ補正機能をONのまま三脚で使用すると誤検知を起こす可能性があるため。 - 長時間撮影時のノイズリダクション
カメラに設定がある場合はOFFしておきましょう。
この設定がONになっていると、撮影の度に撮影時と同じ時間がかかってしまうので。
三脚を使って撮影し、ISOも小さい値を設定しているので必要ありません。 - シャッターの切り方
上記のような設定でシャッターを切ると、シャッターボタンを押したタイミングでブレる可能性があります。
レリーズを使うか、スマホ連携できるカメラであればアプリでリモートでシャッターを切りましょう。
と、書きましたが、そんなのわからない!という人もいると思います。
そんな人はドライブ設定でセルフタイマー機能とかを使って、シャッターを切ってから時間差で撮影するのが簡単です。
■補足
長々と説明してきましたが、これを毎回設定するのは大変です。
カメラにプリセット機能があれば、事前に設定しておくとあたふたすることなく撮影ができます。
この記事を読んで夜景撮影に興味を持った人は是非チャレンジしてください。
夜景撮影はとても楽しいです。
最後に、夜景撮影した写真をいくつか掲載しておきます。
設定値も参考に見ていただければと思います。
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